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2025年01月16日

兼松由奈選手 レースレポート【ハイランドマスターズ2024】

こちらのシリーズコラムでは、当社がスポンサー契約をしているラリードライバー兼松由奈選手の情報や、ラリーの魅力などをお届けしています。

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今回のレースは、2024年JAF全日本ラリー選手権のシーズン最終戦。
10月に岐阜県高山市で行われた「ハイランドマスターズ2024」のレースレポートが兼松選手より届きましたのでご紹介します!



兼松由奈選手 レースレポート
ハイランドマスターズ2024


1.レース概要
2.結果
3.レポート
 




1.レース概要
■競技会名称
 2024年JAF全日本ラリー選手権第8戦
 第51回 M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ2024 supported by KYB

■日程
 2024年10月18日(金)~10月20日(日)の3日間

■場所
 岐阜県高山市周辺

■参戦車両
 スズキ スイフトスポーツ RJ車両

■ドライバー/コドライバー
 ドライバー   兼松由奈(かねまつゆうな) 
 コドライバー  山下秀(やましたしゅう)
 ※コドライバーとは、助手席に座って運転手に指示を出すナビゲーターのことです。

■コース概要
 種目:スペシャルステージ(SS)ラリー
  ・SSの路面 ターマック(舗装路面)
  ・SSの数     12本
  ・SSの総距離   77.14km
  ・コース総距離 406.58km



2.結果

 JN4クラス 5位/6台
 総合順位(全日本選手権) 26位/80台



3.レポート

■LEG1(1日目)

1日目は予報通り朝から雨が降っており、路面はウェット。
タイヤは前後ダンロップ201R(レインタイヤ)を選択してスタート。

SS1あたがすでは、フルウェットですが路面のグリップが高く、クラス4番手とライバルから少し遅れてしまうスタートとなりました。

SS2はクリーンな路面なので、SS1の反省を生かしペースアップ。
大きな差をつけられることなく4番手タイム。

SS3は雨による落ち葉や苔により路面μが低く、またグラベル路面でのタイムロスが響きクラス6番手タイムとなってしまいました。

昼サービスでは各部チェックのみで午後のループへ。
SS5 はかなりいいペースで走行していたのですが、泥を踏んでしまいスピン。

マシンへのダメージは軽傷でしたがタイムを30秒以上ロスしてしまうこととなり、1日目をクラス6番手で終えることとなりました。


 

 

 

■LEG2(2日目)

2日目は曇りのち晴れ予報で、気温は低いですが雨は降っていない状態でスタート。
マシンの損傷は1日目の夕方サービスで修復してもらい、朝サービスではタイヤをドライタイヤの301RMに交換。

1本目のSS7は、今までの傾向からタイヤの使い方や進入速度などの走り方を意識し、クラスベストタイムを出すことができました。

その後SS8、SS9は路面の予測が外れ、足回りのセッティングが合わずペースを上げられず、昼サービスではタイヤローテーションとブレーキのエア抜きをして最後のループへ。

SS10大山線ではクラス2番手タイム、SS11では0.2秒差の3番手タイム、最終SSでは2秒に4台がいる僅差タイムの6番手で、クラス5位でのフィニッシュとなりました。


 

 


■コ・ドライバー レポート 山下秀選手
兼松選手と組ませていただいて3戦目の全日本ラリーになります。
兼松選手の地元岐阜県での開催ということもあり、多くの方から声援をいただきました。

前戦のモントレーから地区戦での練習を通して、改善できた部分が多く、好調な状態で最終戦を迎えることができました。

DAY1、ウェットで難しい状況の中、ライバルと競りながら走っていたものの、午後のSSで痛恨のスピンを喫してしまいました。
前日、ドライ路面でのレッキ(試走)でウェット路面の状況を予測しきれていなかったことが要因になります。
前半のペースがかなり良かっただけに、悔やまれますが、気持ちを切り替えてDAY2に臨みました。

天候に恵まれたDAY2、1本目のSSで初のクラストップタイムをマークすることができました。
隣に乗っていても「速い!!」という感覚で、とてもワクワクしました。
毎戦、兼松選手は魅せてくれるので、とても楽しいです。

ノートの内容やリーディングについては、今回の反省を活かし、より正確でドライバーの実力を最大限に発揮できるノート作りを目指して改善していきます。




 

今大会は満足のいく結果とはなりませんでしたが、今シーズンは第5戦のモントレー、地区戦丹後半島ラリーへの出場で成長を感じた部分が多く、ステージベストタイムや上位とのタイム差も少なくなり、難しい路面コンディションでも戦えるタイムが出せるようになってきました。

メカニック、コドライバーのサポートも的確で、苦手な部分でもペースを維持できるようになり、チーム全体で良い方向に向かっている実感もあり、得られるものの多い良いシーズンとなったと感じています。

勝ちを意識した戦い方や、今一番苦手な汚れた林道の走り方をオフシーズンにしっかりトレーニングして来シーズンに備えていきます。




 




■2024年JAF全日本ラリー選手権
第1戦「Rally 三河湾2024」レポートはこちら >>

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