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2023年06月26日

兼松由奈選手 レースレポート【YUHO RALLY TANGO】

こちらのシリーズコラムでは、当社がスポンサー契約をしているラリードライバー兼松由奈選手の情報や、ラリーの魅力などをお届けしています。

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今回第4弾コラムでは、6月に京都府で行われた「YUHO RALLY TANGO」のレースレポートが兼松選手より届きましたのでご紹介します!




 



兼松由奈選手 レースレポート
丹後ラリー


1.レース概要
2.結果
3.レポート
 




1.レース概要

■競技会名称
 2023年JAF全日本ラリー選手権第5戦
 「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」

■日程
 2023年6月9日(金)~6月11日(日)の3日間

■場所
 京都府京丹後市周辺

■参戦車両
 スズキ スイフトスポーツ RJ車両

■ドライバー/コドライバー
 ドライバー   兼松由奈(かねまつゆうな) 
 コドライバー  槻島もも(つきしまもも)
 ※コドライバーとは、助手席に座って運転手に指示を出すナビゲーターのことです。

■コース概要
 種目:スペシャルステージ(SS)ラリー
  ・SSの路面    ターマック(舗装路面)
  ・SSの数     12
  ・SSの総距離   117.36km
  ・コース総距離 296.51km



2.結果

 JN4クラス 6位/8台
 総合順位(全日本選手権) 24位/54台



3.レポート

■LEG1(1日目)
ラリー初日は久しぶりのドライコンディションでの走行となり、午前のセクションは新たに発売されたDUNLOPのドライタイヤ301RのSを使用。

午前は想像以上に路面温度も気温も上がり、またロングステージが続くため3本目のSSではタイヤのフィーリングがかなり変化してしまっていました。
SS1,SS2を走り終えてクラス3番手でしたが、SS3で攻めきることができず4番手へ。

昼のサービスでは、路面と気温に合わせてタイヤを301RのMへ変更しましたが、午後はあまり気温も上がらずタイムを落としてしまいました。

ほかの選手は午後でタイムアップしていたため、ここで大きく離されることに。
特に初めて走るSS3/SS6のIwatakiOkuyoriは道のリズムも路面も独特で難しく、うまく走れず苦戦しました。

夕方のサービスでは、運転や路面に合わせて車両のセッティングを変更。
リアの車高を上げてより曲がりやすい方向へ変更し、翌日へ備えます。
サービスを終え、1日目はクラス5番手で終えることとなりました。


 

 


■LEG2(2日目)
土曜の夜から日曜朝にかけて雨が降っており、朝にサービスパークに着いた頃にようやく雨が止みはじめました。

朝のサービスは15分間あり、レインタイヤへ交換してもらったのですが、雨はもう止んでいて気温も上がってきている…このままいくとSSのスタート時点では乾き始めていると考え、ドライタイヤを選択。

昨日使用した301RのSへ大急ぎで再度タイヤ交換をしてもらいました。
15分間のサービス時間いっぱいを使い、ギリギリでのサービスアウト。

リエゾンでどんどん乾いていく路面をみて、正解だ!と思ったものの、林道へ近づくと急に雨が降ってきました。

天候の読みは外れ、しかも大急ぎでタイヤ交換をしたためリアタイヤに空気が足りていませんでした・・・! ( サービスで入れてもらったのですが、時間が足りませんでした)

雨の中ドライタイヤにはなかなか熱が入らずかなり滑り、タイムも遅れてしまいました。
雨は上がり路面は乾き始め、昼のサービスではタイヤ交換はせず午後のループへ。

午後は車のセッティングもドライビングもあっていてペースもよかったのですが、SS11の中盤から車両から異音がしはじめ、残り2キロ程度の地点で車の動きもおかしくなりペースダウンすることとなりました。

SS11を走り終え、SS12に向かうリエゾンでジャッキアップした結果、足回りのトラブルでその場では直せないことが分かり、SS12はペースを落として走行し6位完走となりました。

雨のラリーが続いていたなか、ようやくドライコンディションで走ることができペース良く走れたところもあったのですが、トラブルやミスが多く非常に悔しいラリーとなってしまいました。

ラリーを始めて5年目ですが、今回が初めてのマシントラブルでした。
コドラと二人で焦りながら原因をさがしているとき、周りのベテラン選手からアドバイスを沢山いただき、こういった経験を積み重ねていくのもラリーで結果を残すために必要なことなのだとわかりました。


 

 


■次戦に向けて
全日本ラリーは次戦からグラベルラウンドになるため、私の出場する次の大会は10月の最終戦となります。

少し期間は空いてしまいますが、マシンは今回故障した部分含め改善していき、より良い状態にして10月に向け準備を進めていきます。

最終戦のハイランドマスターズは昨年クラス優勝したラリーです。

マシンに厳しいステージがあったり、苔が多く雨が降ると非常に滑りやすいステージですが、今年の雨の経験や苦戦した今回のラリーの経験を活かしていきたいです。

次戦こそ、表彰台を狙います。今後とも応援よろしくお願い致します。





 




■2023年JAF全日本ラリー選手権
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